Android

Android開発にまつわる基本的な疑問 8選

Androidは開発ライセンス料が安く、macを買う必要も無いので、初めてアプリ開発をする人達に人気があります。

しかし、分かりづらい所が色々あるので(iOSアプリ開発も色々あるけど)、Androidアプリの開発をしていると出てくる疑問とその答えを8つ共有します!

1. オープンテスト、クローズドテスト、内部テスト、製品版、と色々あるけど順番に審査通さないとだめなの?

Androidアプリの管理画面「Google Play Console」を開くと、開発したアプリの提出先が

  • 製品版
  • オープンテスト
  • クローズドテスト
  • 内部テスト

と4種類あるので迷いますが、完成品の提出をする場合は、いきなり「製品版」欄から提出でOKです。

ただ、内部課金アイテムをGoogle Play Consoleに登録するには、内部課金の権限(com.android.vending.BILLING)を追加したアプリを一度審査に出して合格しないと登録できない、という謎ルールがあるので、内部課金アイテムを追加したい場合は、一度、クローズドテストなどで審査に出してください。

iOSの場合は、Androidで言うところの「製品版」という項目しかなく、内部課金アイテムもすぐ登録できます。

 

2. 審査通っても何の通知も来ないけど、そういうもの?

Google Play Console、の「設定」 > 「通知」のページに色々な通知の項目があります。

そちらにある「アプリの更新」という欄にチェックを入れると、アプリがストアに公開されたタイミングでメール通知が来るようになります。

ただ「審査の完了」の通知は受け取れないので、デフォルトでは、審査が通るとすぐアプリはストアに公開されますが、「公開の概要」欄から、リリースタイミングを任意に変えた場合、自分で、Google Play Consoleをちょくちょく見に行って確認しないと、審査の完了がわかりません。

iOSの場合は逆に、「審査の完了」の通知は受け取れますが、「ストアに公開するアクションを実行した」という通知は受け取れるものの、「実際にストアで見れる状態になったかどうか」の通知は受け取れないので、何度も自分でストアを確認しないといけません。

 

3. ダウンロード数がplay consoleだとちゃんと取れないけど、どうやれば取れるの?

Google Play Consoleのアプリの詳細ページにある「ダッシュボード」 > 「新規ユーザー獲得数」で「全期間」を選ぶと数字が取れそうな雰囲気ですが、変な数字しかとれません。

僕が確認した限りでは、Google公式のGoogle Play Consoleアプリの「ユーザー獲得数」 > 「詳細を表示」 > 「全期間」を選ぶと正式なダウンロード数が見れます。

ただ、階層が深くて面倒なので、5アプリまでは無料でダウンロード数や収益を分かりやすく確認できる、「appfigures」というサービスがオススメです。

iOSは、iOSアプリの管理サイト「App Store Connect」の「Appアナリティクス」で、数字をみたいアプリを選び、データの表示期間にリリース日から今日の日付まで、を入れれば「合計ダウンロード数」の欄で確認できます。

 

4. レビューの星、1~5の数を正確に知りたいけど、どうすればいいの?

Google Play Consoleのアプリの詳細ページにある「評価とレビュー」欄の「評価」というページにある「評価の分布」というコーナーで星ごとの投稿数が「デイリー」で見れるのですが、各星の合計数はわかりません。

何度見ても、調べても分からなかったので、期間を「全期間」にして、「評価の分布」欄にある「CSV形式でダウンロード」というボタンを押して、ダウンロードされたcsvから合計値を出しています…..

iOSは「App Store Connect」のアプリ詳細画面にある「評価とレビュー」というページに星ごとの集計が書いています。

 

5. 流行りのサブスク入れたいけど、よく分からないんですが?

サブスクを入れる場合、課金処理の他に、「課金状況をチェックする処理」も必要なのですが、Androidアプリの場合、課金状況をチェックするために、Google Play Developer APIという、Google Play Consoleとは別の場所にあるサイトへ色々と設定が必要になるため、異常に複雑です。

最近は、この辺を(ある程度)簡単にしてくれる、RevenueCatというサービスがあるので、そちらを利用した方が良いと思います。
月の売上100万円を超えなければ無料なので、個人開発なら問題ないと思います。

iOSはAndroidより格段に楽ですが、同様にRevenueCatを使ったほうが良いと思います。

 

6. Androidはタブレット用のOSって無いの?

ないです。スマフォもタブレットも同じです。

タブレットを対象から外したい場合、Androidの場合は対象外端末を指定できるので、そちらから除外するといいかと思います。

iOSは、スマフォはiOS、タブレットはiPadOSと別れていて、iPad上でタブレット対象外のアプリを開くと、スマフォの様な形になる互換モードで表示されます。

 

7. アプリを出したのにストアに表示されないのですが?

Google Play Storeは、名前の完全一致より、アプリの人気度が優先されるようなので、アプリ名で検索しても人気が無いと表示されません。

https://play.google.com/store/apps/details?id=[アプリケーションID]

というフォーマットで、直接アプリのストアページを開いて確認する必要があります。

iOSは、アプリ名の完全一致が優先されますが、それを逆手に取った最適化テクニックが横行しているため、少しずつ優先度が下がってきているように感じます。

 

8. フィーチャーグラフィックってどこで使われるの?

ネーミングから、きっと素晴らしいアプリとしてGoogleからピックアップされる時に使われるのかと思っていたのですが、パソコンで、Google Play Storeを開いてアプリを検索した時に、使われていました。

なので、1枚でアプリの魅力が伝わるようなデザインにした方が良さそうです。